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小梅(東)
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サビ猫2匹、茶トラ一匹、それぞれ生まれも育ちも違う3ニャンズのお話
以前は公園の猫の数が多く、私達が行くのを皆で待ちかね、見つけると一斉に走って迎えに来てくれたものでした。幸せな時間でした。 小春は朝5時から待っていたこともありましたが、小萩はもっと要領が良いようです。 もちろん待っていてくれることもあります。が、朝はいないことが多い。 そこで私達はどうするか、と言うと持っているカリカリの容器をカシャカシャと振って合図をします。 鬼ババきたよ!の意味。 特に冬場は寒くて猫だってハウスから出たくない、そんな朝でもカシャカシャ音で鬼ババが来たことを知り、それから出ていけばよいわけです。ハウスにいてもこの音はちゃんと聞こえますから。 これで寒い公園で待つ必要がなく、又私達も猫がいない公園で待つ必要がなくなり、お互いウィンウィンの関係になるわけです。 まるで、豪邸の食卓に置かれたクリスタルのディナーベルを召し使いがチリンチリンとならしてご飯の時間を知らせるようなものです。 「今日もありがとう!」と小萩は言ってるかな、多分言ってるよね。
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