ニャ王には、歴代の猫がいる。
庭側には『みーこにゃん(♂)』山側には『の(♂)』がいる。
ニャ王家の猫ボスである『みーこにゃん』が、
ニャ王の帰宅がいち早く察知出来る、表側を支配していたのである。
それでも、全ての猫達に愛情を注ぐことは、平等であったのである。
猫は人間とは、共存出来る生き物である。
ニャ王が私に、猫の生態を懇々と説いてくれるのだが・・・
抹茶は食卓の下、ニャ王はテレビ前のテーブルに、が我が家の位置関係である。
“この距離感、抹茶はニャ王を猫だと思っているのか”
なのである。
私がニャ王の横で寝転がってテレビを見ていると、
頭突きのような“スリ〜”と、
“ブーコーキュイ〜ンブーコー”のエンジン音が聞こえるのだが・・・
ニャ王が寝転がると、少し離れた場所から、冷ややかな視線を送っている、抹茶の姿があるのである。
まだまだこれから!!
抹茶を猫と思っていない私と、
自分は猫ではないと思っている抹茶と、
猫をこよなく愛するニャ王。
新ニャ王家は、進化していくのである。