ニ:「すまんけど、迎え頼むな。車多いから、気つけてな。」
そう言って、ニャ王は仕事に行ったのである。
よ:「じゃ、まっちゃんくん。お兄ちゃん迎えに行ってくるからね。待っててね〜。」
上手でも、下手でもない腕前での運転で出発。
ケンが知らせてきた時間の少し前に、空港到着。
一応、到着時間とターミナルを確認。
よ:「え゛・・・そんな時間の飛行機、無いんですけど・・・サイトも見てみるか・・・ない・・・」
予告時間の前後。
よ:「ケンは『JAL』やろうし・・・何で(知らせてくるの)便名やないんやろ・・・」
ふと、『抹茶到着』を思い出したのである。
“各ご家庭に一斉にお送りしますので、日時はこちらの予定に合わせて頂けますよう、ご了承願います。”
“○日JAL○便○時着予定でお送りします。お忙しいとは思いますが、お迎えお願いします。受渡場所については、航空会社にてご確認ください。”
これぞ『連絡』を取り合う。だろう!?
そんな事を思いながら、『予測』で待つ事にしたのである。
ブ〜ン!ブ〜ン!ブ〜ン!ブ〜ン!
ニ:「着いた?」
よ:「まだ。聞いてた時間の飛行機無いし、これかな〜ってので待ってるけど・・・」
ニ:「ごめんやけど、もうちょっと待ってみてくれんやろか。着いたらケン乗せて、迎えお願いして良かろうか?6時で帰るようにするから。」
よ:「わかった。」
ケンが帰る間際の日曜。
ウ:「6月に帰るって言いよったけど、ケンから連絡あったかい?ケンにバイト頼まれて、予定組んだのに、いつ帰ってくるかわからんから、断らないかんと思って。」
ニ:「え゛!?俺にも何日か前よ。明日の4時半に福岡に着くって。俺仕事やから、よめちゃんに迎えに行って貰うようにしたもん。バイトの事メールにあったって事は、行くつもりやと思うよ。」
ニャ王とウダ男の会話である。
ニ:「俺が土曜か日曜しか休みじゃないもんね。次(山)来れるとしても、どっちかやから、それまでうちでゆっくりさせて」
ボ:「でけん!!直ぐ帰ってもらわんば!!」
よ:(早!ニャ王が言い終わる前に、かぶせてきたよ〜!この7ヶ月、一度も名前も出なかった人員なのに?!)
ザワザワ・・・ザワザワ・・・
よ:「おった!」
人混みの中にケン発見!!
待つこと40分。
よ:「おかえり!まちゃおも待ってるよ!」
ようやく無事到着!
よ:「まっちゃんく〜ん♪お兄ちゃん帰ってきたよ〜♪」
ケ:「まっちゃん♪ただいま〜♪」
シ〜ン・・・・
よ:「まっちゃ〜ん♪」
カーテンが盛り上がっている。
よ:「お兄ちゃんよ♪」
チラッ・・・
ジ〜〜〜
ソロ〜〜〜
ま:“お兄ちゃんだ〜♪”
よ:「さすがに、早いね〜♪」
しばらく遊んだ後、
よ:「父ちゃんお迎え行ってくるからね。待っててね。」
そう言って、抹茶にお留守番を頼み、ニャ王を迎えに行く事にしたのである。
つづく