わが家では、お盆明け早々の風邪ひきから、家庭内別居状態であった。
よ:「まっちゃんくん。父ちゃんおやすみするってよ〜。」
ニ:「みんな、集合〜!おやすみしますよ〜。」
暗がりにドアの形が少し違って見える。
そこには、『家政婦は見た』状態の抹茶。
よ:「まっちゃんくん。父ちゃんにおやすみは〜?」
ニ:「ちゃーちゃんがおらんな〜。どこかな〜。」
チャリン♪
テケテケ。テケテケ。
スリ〜〜〜。
テケテケ。テケテケ。
よ:「え゛!?終わり??」
また、ドア陰から顔半分の抹茶。
よ:「じゃ、おやすみしようかね〜。」
パカタン♪パカタン♪
パカタン♪パカタン♪
居間に向かって勢いよく、走って行くのである。
よ:「今日も畳か・・・身体痛いんですけど・・・」
居間に戻ると、テーブルの下に上半身だけ、ゲートインしている抹茶が居るのである。
ピタ・・・・
よ:「はいはい・・・早く電気を消しなさい!てね・・・」
消灯してようやく、全身がテーブルの下に消えていく。
寝る格好も決定するのである。
昨日は、久しぶりの晴天。
シーツ類も洗濯し、気分も爽快であった。
よ:「せっかく洗濯もしたし、また使うのもな・・・今日からベッドに戻るか〜。」
ニ:「みんな、集合〜。おやすみしますよ〜。」
よ:「まっちゃんくん、おやすみしようかね〜。おやすみ〜。」
ま:“あれ!?母ちゃん!!おやすみ行こうよ!!”
キョトンとした顔であったのだが、心を鬼にして、
寝室でやすむ事にしたのである。
だが、しかし・・・
暗闇の中、
バリ!バリ!!
バリバリ!!
ガリガリ!!ベリッ!!
ま:「ギャ〜!ニャ〜!」
よ:「・・・まっちゃく・・・ん・・まだ早いんですけど・・・」
午前5時の事である。
よ:「やはりダメか・・・」
寒さが身にしみる、今朝の出来事なのである。