人それぞれ、考え方も違えば好みも違うものである。
しかし、『自分の働きで得た収入』の中で生活をするということは、
誰しも変わらないのではないだろうかと思うのである。
わが家では、『最低限必要』な物だけを購入し、
在る物で対応しながら生活している。
それが『苦』でもなければ、『不便』でもないのである。
祖父、祖母をおくりだした今、偲んで来てくださる沢山の方々に感謝し、
法事となると田舎のしきたりで執り行うのである。
よ:「お父さ〜ん。このポット壊れてるもんね。使えんよ。湯のみも足らんし。」
沢山あった、『使える』ポットも湯のみもどこかしらに消え、
『これ、いる??』商品が、毎週増えているのである。
今なら一台分のお値段で二本!!の充電式掃除機。
(ホコリが舞うだけで吸わない)
昔からある、静電気を利用した埃取り四本。
エヴァン○リオン使徒風、卓上ライト四つ。
(お洒落な薄暗いお店のキャンドルより暗い。ほぼ、色だけを楽しむ)
急須とペアカップのセット。
(叔母曰わく「今更、誰とペア使うつもりかって。未練がましい。」)
折りたたみ式ベッド四台。
ほか、キリがないほどの通販商品と、袋に入りきらないビールの空き缶が、
ものの見事に、毎週毎週、増えているのである。
よ:「結局、以前からの古い掃除機を、お父さんも使ってるし、一人用の急須なんか、使いきれんほどあるし。ちゅうかお父さん、掃除機なんかまず使わんやん。」
ニ:「買い物する事で満足するんやろうて。」
よ:「やったら、ちゃんと必要な物揃えてくれんかな・・・一応、伝えてるんやけど・・・」
そんな中、仕事とビザの都合をつけて、ジャギが彼女を連れて帰国したのだが、
ウ:「来んでよか。四十九日終わるまでは落ち着かん。」
と言ったらしく、
彼女:「私が一緒なのがダメなら、どこかお店で待ってるよ。おばあちゃんのお参りしたいでしょ。(英語)」
と、彼女にも気を使わせてしまう始末だったのである。
よ:「やったらさ〜あのベッドは、いつ発揮するわけ!?」
ニ:「それは俺もムカついてる。人の気持ちを汲み取れん、我が事ばっかり言うなって怒ってる。あいつ(ジャギ)がどんな思いして、今回帰ってきたかって考えたらさ・・・」
さすがのニャ王も、怒りに満ち溢れていたのである。
『(祖父)四十九日事件』再来か!?
わが家の唯一の贅沢。
ニ:「まっちゃんくん♪遊ぼっか♪遊びたいひと〜♪お返事は〜♪」
ま:「(ミ)イャン!」
よ:「すごっ!いつの間に!?」
ニャ王お手製おもちゃで走り回る抹茶ときなこに、
その日溜め込んだ『悪』を洗い流して貰うニャ王なのである。