今日は私が通っていた中学があったところ(今は老人介護施設になってる)を、たまたま通りかかりました。
私がいた頃は、体育館の裏の校庭整備の器具を入れるところで、代々捨て猫、犬が飼われていました。
好きな人だけが来て、世話をする人あり、抱っこだけして帰る人もいれば、糞尿掃除をきちんとする人もいました。
ゴハンは給食の残りだったり、誰かが持って来た煮干しだったり、お菓子だったりして。
知ってるはずなのに、先生たちは黙認。あ、たまに若い先生は見に来たなあ…。
犬は柵があったけど、猫は出入り自由だったからか、数は常に変動していた。
でも、あんなところでたくさんの犬猫を勝手に飼えたのは、なにより器具置き場のすぐ隣の家の人が、なにも言わずにいてくれたのが大きかったと思う。
後で知ったが、その家は大の猫好きで、何匹か飼っていらした。器具置き場から庭に入り込む子たちも可愛いがって下さっていたらしい。
私が卒業して何年かした頃、うるさい先生が赴任して来たとかで犬猫たちは一掃され、器具置き場は封鎖され、新しいプレハブ小屋が器具倉庫になった。
なんかショックだったが、その学校隣の家の人と話すことがあり、あそこはなぜ封鎖されたのか?猫達はどうなったのか?と聞かれ、聞いた話を説明するととても残念がって下さった。
今は統合されて、学校自体もない。
でも、あの隣のお宅はそのままだった。そして屋根にはたくさんの鳩がとまっていて、庭と縁側には相変わらずたくさんの猫達がいた。