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戸籍
  • ■猫種: ミックス猫
  • ■誕生日: 1992年05月22日
  • ■生まれた国: 日本
  • ■性別: 男の子
  • ■ニックネーム: にゃーちゃん
  • ■好きなこと: 甘やかされる事
  • ■キライなこと: 子供、うるさい所
  • ■体重: 4.5〜5.0kg
  • ■毛の特徴: 白地にトラのブチ、長毛種が混ざっているため少し長め
  • ■好きな食べ物: シイラのお刺身
  • ■好きなおやつ: 飴を絡める前の田作り
  • ■マイブーム: 本箱の中で寝る
  • ■自慢の芸・得意なこと: 「ごろん」と言うと寝転ぶ、人の頼みは必ずと聞いてくれる
  • ■人見知り度: 子供とうるさい人、アブナイ人が嫌い。
  • ■猫見知り度: かなり高い
  • ■飼っている場所: 室内
  • ■飼い始めた状況: 捨て犬・猫を拾ったなど
  • ■我が家へ来た経緯: 波止場に捨てられていた捨て猫。まだ目も開いてない子猫だったので、多分その時生後2週間以内だったと思う。
  • ■生い立ちについて: 2匹で捨てられていたが、もう一匹はすでに、息が無くまだかすかに息をしてるほうを拾ってきた。ミルクを飲む力も無く、砂糖水を数滴鼻につけてなめさせて、翌朝には死んでるかも、と思ってたら復活して朝から腹減ったと「ミギャーミギャー」と大騒ぎ。慌てて子猫用ミルクを買いに行く。2日後くらいにやっと目が開いたと思ったら目に病気があって、今度は慌てて動物病院。もともと持ってた病気らしく2ヶ月くらい病院通い。この後も半年までは病気三昧で動物病院に通いつめる。以後は全く健康。
  • ■身体の状態: 健常猫

にゃーちゃんの家族

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友人のお宅のお菓子屋さんです。 お勧めがたくさんあるので、まずはのぞいて見てください。 ちなみにオンラインショップの店長が私の友人。




にゃーちゃんの武勇伝

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拾ってきた瀕死の仔猫。我が家のアイドルになるはずが、気が付けば我が家の大黒柱。
それもそのはず・・・・実はにゃーちゃんの正体は・・・!!

左手

登録カテゴリ:その他 投稿日時:2008年03月14日 10時50分

 にゃーちゃんを拾った時、はじめはもう一匹いた兄弟猫の方が先に目についた。
 
でも、もう生きてなさそうだったので、ちょっとつついてみたり、鼻先に手をやったり心臓の音を聞こうと耳を付けてみたりした。
 くたっとして動かないし、心臓の音も聞こえない気がした。

 「あ〜、死んでるわ」
そう言った私に、一緒にいた父が「そこにもう一匹いるぞ」と指さして言った。 あと一歩私が下がったら踏んでいたところに、転がっていたのがにゃーちゃんだった。
 
これもダメかな?と思いつつ鼻先に手をやった時、そっと左手を乗せてきた。
 キュッとホントに弱い力で握ってきた。

 びっくりした。
 生きてる!と思ったから反射的に拾ってきた。
 
正直なところ、こういう状態の子を見つけた時は、見なかったことにして置き去りにしてきた。
 助けられるとは思わなかったし、きっとまた私達姉弟が、仕事や学校に行ってる間に親に捨てられてしまうのだと思うから。(当時ウチの近くには動物病院はほとんどなかった)
 
 
今でもなんでにゃーちゃんだけは連れ帰ったのかわからないし、なんでにゃーちゃんだけは私達のいない間に捨てられなかったのか分からない。
 それが縁であり、にゃーちゃんの運の強さだったかもしれないけど。
 
 
 
 
 
最期の日、にゃーちゃんに「帰れ」と言われても帰れないでいた。
 
目を開けたまま、横たわって息だけしてるにゃーちゃんを、隠れて見ていた。
 私に気付くと、体の向きを変えるのもやっとなのに、突然いつもの目付きになってよいしょと起きて座った。
 
「あ、ムリしないで!」と思って手を添えようと出した私の左手に、ポンと、あの時と同じく左手を乗せて、じーッと私の顔を見てきたにゃーちゃん。
 
私に看取られたくないのだとわかった。
 
だから帰る気になった。
 にゃーちゃんは、初めて会った時のことを覚えているのだと思った。
 
 
 
帰り道、頭上を過ぎて行く白鳥の群れを見た。
 

最後に抱っこしたにゃーちゃんの軽さは何故か記憶にない。
 
 
でも、初めて触れたチビにゃーちゃんの爪の感触と、最期に握ったにゃーちゃんの左手は忘れない。



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