今年初、ニャ王が竹の子を掘り、私はジェイソンのアシスタントで、薪をくべての灰汁抜きを体験。
昨年は、ニャ王が若竹を切り倒し、私はジェイソンと皮むき。一見、普通のようであるが、そんなわけがないのが、ニャ王家なのである。
麦わら帽子に、首にはタオル。長袖長ズボンに長靴姿で、裏山に。ニャ王は鉈と鋸。ジェイソンと私は、籠と包丁を手に突入。私の頭の中は、『むか〜しむかし』がよぎる。
それぞれいつしかバラバラになり、私はジェイソンが見える場所にいた。
まだ夏には早いが、山には、驚く程の数と大きさの蚊が、既に発生。
『シューー!!!』の音に振り向くと、ジェイソンが自分に向けて、殺虫剤を!!しかも、ジェット!!
「殺虫剤って、虫は殺すけど、人には大丈夫???」ニャ王の元に走る。
「ダメやろ!?」
そういえば、何日か前
「爺さんが山から、クラクラするって帰ってきた。食欲がないって言いよる。」とボスから電話があった。
理由はこれだ!!そう確信した。
さすが、『トトロ事件』の容疑者!?何をするのか、予測不可能なのである。