(ニャ王に体型、寝方がソックリの図)
「そろそろ、父ちゃん迎えに行ってくるね〜。」
午後6時過ぎの事である。
車に向かおうと出た瞬間、
ポツ!ポツ!
「やば・・・また雨女って思われるやん・・・」
案の定?!前が見えないくらい、雨がひどく降り始めたのである。
いつもの様には車も流れず、メタボ対策の為?!少しの距離を歩いてきているニャ王に、
“会社の近くまで行こうか?”
メールしてみたが、
“もう着いてるから、ゆっくりいいよ”
の返信。
「良かった〜。ひどくなる前に着いてて。」
若かりし頃、雨の降る夜に事故を起こし、現場に駆けつけた両親に、
「あかん・・・」と言わせた過去がある。
車は酷い状態ではあったが、私自身は頭を縫う怪我だけで骨も折れておらず、抜糸が済んだら退院出来たのである。
それ以来、
無謀な運転禁止!雨の日の運転は慎重に!(雨は運転しない)
を決めている事を、特に言ったわけではないが、ニャ王は知っていたのである。
到着!!
ヤバ・・・
私の目に飛び込んできたのは、コンビニの軒先で、
たらいの水かぶったか?ぐらいのニャ王の姿。
バスタオル持参でも(持ってなかったが)足りないのである。
よ:「すいません。こんなに酷いとは・・・」
ニ:「タバコに火つけようと思ったけど、思いの外、雨の向きが。タバコ折れるし、ライターつかんし。タクシーのおっちゃんも、笑いよった。」
よ:「っていうか、中にいるから、雨大丈夫やろ思って来たのに。」
ニ:「元々濡れてたから、中に入ったら申し訳ないと思って。」
玄関で全裸。
その姿を、抹茶が見上げる。
そのままプールに飛び込んだ?!の状態の、カバンに靴。
ソ〜〜っと近づき、驚いて飛び跳ねた抹茶の先には、『ニャ王の靴』があったのである。
雨水にずぶ濡れでは、臭いは増すだけなのか??
臭い博士の、
抹茶のみぞ知る!なのである。