ある夜の事である。
ニ:「ただいま〜♪お留守番させたから、にゃんこにお土産。」
パーティーのビンゴ大会の賞品
『黒髭危機一髪』を嬉しそうに脇に抱え、ニャ王が帰ってきたのである。
箱を開け、赤・青・黄・緑、剣を袋から出し、黒髭をセット!!
よ:「お玉いるよね♪」
ニ:「あの〜。そういう遊びではないと思うんですけど・・・」
よ:「あれ?私が小さい時見たテレビでは、お玉でキャッチしたら勝ち!やったような・・・」
ニ:「・・・・」
ニ:「ま、やってみよう♪どうぞ♪」
よ:「いくよ〜♪ここ!」
バン!!
ニ:「・・・・」
ニ:「もう一回やろっか♪じゃ、次俺からね。はい!次〜♪」
よ:「ん〜〜。じゃあ、ここ。」
バン!!!
ニ:「・・・・」
よ:「黒髭ってこんなゲームやったっけ・・・つまらん!」
準備よりゲームの時間の方が短いなんて!!
それ以来、引っ越しした今も、『黒髭』が光を浴びることは無いのである。
そして今。
我が家には、少しサイズが大きめの『白髭』がいるのである。
いつ飛び出すかわからない、危険と隣り合わせなのである。