昨夜の事である。
ニ:「え゛??なんて言いよん??」
よ:「へ??あ、そっか。いつもの事やから、普通〜に言いよった。」
ニ:「今、普通〜に喋ってたよね。」
唖然としているニャ王が、私に言ったのである。
よ:「わからん!勝手に言いよる。」
しばらく姿を消していた抹茶が、カーテンの隙間から現れた。
テケテケ♪テケテケ♪
真っ直ぐ、何の迷いもなく、私に向かって来たのである。
ま:「みゃみゃ。みゃ。」
よ:「何見てきた?もう、真っ暗やったろ。ピカピカしとった?」
背中をヨシヨシしながら話す私。
ニャ王を通過して、何かを言いに来た抹茶。
ニ:「ツレ?!」
よ:「え!?そう?」
ニ:「俺は嬉しいよ。三年でよめちゃんが、猫使いになるなんて♪」
よ:「そっか〜?使われてるの私の方やろ。このマヌケ〜って言うてるかもよ。」
ニ:「いつの間にか、ニャン間関係が出来てるって、良いね〜♪」
よ:「でも抹茶は、ニャ王の腕枕で寝るし甘えるけど、私には咬むしパンチするし・・・」
ニ:「やっぱり、猫と思われてるんやろ。がはは!」
私が成長したのか、抹茶が合わせてくれているのか・・・
『絆』とは、
知らず知らず、時間をかけて築くものなのか・・・
と思う出来事なのである。