台所で洗い物をしているときの事である。
タワーのてっぺんに座っている抹茶の後ろ姿と、
ニ:「ちゃーちゃん♪ちゃーちゃん♪」と、
うるさいぐらいのニャ王の姿があったのである。
ニ:「ニャジータ様の攻撃をうけてみろ!」
ま:“なぬ!?”
ニ:「カ〜メ〜ハー!!」
ヒョイ!
ニ:「父ちゃんの攻撃をかわしたな〜!今度こそ〜!カ〜メ〜ハー!!」
ヒョイ!!
繰り返される攻防。
手首を合わせ、広げられたニャ王の両手からは、
いったい何が出ているというのであろうか!?
見事に身体をずらし、何かを避ける抹茶が居るのである。
念のため、『カ〜メ〜ハ〜メ〜ハー!』を試してみるが、
全く反応しなかったのである。
よ:「いやいやいやいや!まっちゃんくんは、何避けた!?」
ニ:「ふふん。ちゃーちゃんには見えるもんね〜♪男の子にしかわからんもんね〜♪」
ニャ王と抹茶は、よく『裸の王様』遊びをするのである。
見えない紐を追いかけてみたり、
見えないオモチャを取りに走ったり・・・
人には見せられない、イカレタわが家なのである。