ご心配戴いているクロちんですが、驚異の回復をみせていますので中間報告です。
9日に入院して測った血液検査では、BUN129.7 CRE8.4
という恐ろしい結果でした。この段階で尿毒症、2・3日がヤマといわれました。
11日の結果はBUN140.0 CRE6.6。
他の数値は多少下がったものの血中尿素はさらに上がりました。
2日間入院して、先生からは昼間点滴し、夜はお返しするという、提案が出されました。
家に返される…ということは…せめて最期は家で…という配慮だと思えました。
14日再三の血液検査。
BUN、CREはともに半分に。しかし肝機狽?オめす値が99→1489という驚異の数字(正常値165)です。
約1週間食べていないので、そのために肝機狽ェ極度に低下したという判断です。しかし素人の福母にはこのとんでもない数字に、後頭部を殴られた思いでした。
食べてさえくれればこの数値は改善してくるという事で、その夜から自宅に帰ってから注射器で強制給餌を始めました。
14日から仕事に入り、10時に獣医さんに預けて点滴、19時に受け取ってから自宅に帰り、嫌がるクロちんに2時間おきに3度、19時21時24時。
15日、獣医さんに行く前に口に流し込んで獣医さんに預け、また閉院ギリにお迎えするという日々。
15日は17:30に1度病院から引き取って、もう一度留守にしなければなりませんでした。3時間後の20:30に帰宅。定時19時半の夕食が遅くなりました。
福母が帰宅すると他の4にゃんもお腹を空かせて今か!今か!とご飯の催促。
するとどうでしょう!
クロちんもやって来て、一緒に食べ始めたのです。
これは感動の一瞬の写真です。
1週間、何も口にしていない子ですからリバースしては元も子もないので少なく盛りました。
そうしたら自分の分を平らげ、他の皿に。
不思議なものです。この日まで瀕死のクロちんを感じるのか、あのムーがまったく近づこうとしませんでした。他の子も何か恐ろしいものでも見るように、みんな近づきません。
しかし回復してきたとたんに、ひとかたまりになったり、みんなクロちんのそばによって来てくれるようになりました。今夜はムーも一緒に箱に入ってくれました。この箱はどうしても暗く冷たい場所に行ってしまう(実に嫌な傾向です)クロちんに段ボールで囲って暖かいリビングに居てくれるように急遽作った居場所です。
病院の匂いもあったでしょうが、死臭が漂っていたのだと福母は思います。
それだけ、神様から呼ばれている状態だったのだと。
しかし猫は正直です。今はみんなクロちんと一緒に居てくれます。
死神が遠ざかってくれたようです。
まだまだ…どころか、ぜんぜん安心は出来ないのですが、クロちんの生きよう!としてくれた力に拍手です。感謝です。
ご心配いただきましたが、ひとつのヤマは越えました。
ありがとうございました。