幸せになるんだよ。 | もきちのMY ROOM - ペットストリート

昨日の午後、ゆきちゃんは新しい飼い主さんと共に隣町に行ってしまいました。



新しい飼い主さんはとても優しそうな方で、ご家族の方もゆきちゃんと暮らすことを心から望んでいるということが、実際にお会いし、お話をしてとても伝わってきました。

『大切にします』・・・新しい飼い主さんはそう言って頭を下げました。
『よろしくお願いします』・・・母と私も頭を下げました。

心無い人に捨てられてお腹を空かせていた子猫。母に拾われ、ご飯を鳴きながら夢中で食べていた姿が今でも忘れられません。



そんな子猫が幸せになれますように・・・幸（ゆき）と名付けたのは母でした。

幸せになるんだよ。可愛がってもらうんだよ・・・。ゆきちゃんに会えて、お世話をさせてもらった１ヶ月はとても楽しかったです。本当に癒されました。今度は新しい飼い主さんとそのご家族の方々を癒すのですね。
私には子どもがいないので実際のところはよくわからないのですが、ふと、娘をお嫁に出すときの気持ちってこういう感じなのかな・・・と思いました。

さて、心配なのはグレ吉です。デリケートなグレ吉が子猫を受け入れるだろうか・・・という私たちの心配を見事に払拭し、ゆきちゃんと本当に兄妹のように仲良くなっていたのです。



ゆきちゃんと“バイバイ”した後、グレ吉は何となく元気がなくて、椅子の上でジッとしていて、撫でても『グレちゃん』と何度も呼びかけてもまったく反応がなく、ふて寝していました。まるで怒っているかのように・・・。





帰宅後、妹からメールがありました。『グレ吉がゆきちゃんのいた部屋で、ゆきちゃんのニオイをずっと嗅いでいる。ゆきちゃんはどこ？というふうにお母さんを見上げてニャアと鳴く』・・・という内容でした。

ごめんね、グレ吉。ゆきちゃんがいなくなって一番寂しいのは実はグレ吉だったのかもしれないね。・・・メールを読んで私は泣いてしまいました。

その寂しさ、もっちゃんでは癒せないかな？グレ吉。もっちゃんはグレ吉が遊びに来てくれるのを待ってますよ。体調がいい時にお母さんに連れてきてもらおうね。