世の中、猫好きばかりではない。
以前住んでいたワンルームのマンションの表にも、水の入ったペットボトルが、何本も置かれていたのである。
私が猫好きになるきっかけは、当然、ニャ王ではあったのだが、そのマンションの二軒隣の『タバコ屋さんのしろちゃん』が、ググ〜ッと猫好きに、引き寄せてくれたのである。
きれいな青い目に、真っ白なしなやかな体型。物事に動じない風格?!まるで、武将の妻!なのである。
表に出ているときは、隣のテナントの『いらっしゃいませマット』に寝転び、
飼い主であるおばあちゃんがお出掛けの時は、少し離れて付いていくのである。
大丈夫かな?逃げないかな?
そ〜っと近づき、触らせてもらうと、
“ゴロゴロゴロゴロ”
喉を鳴らしてくれたのである。
どんな動物にも好かれるニャ王ではあるが、『しろちゃん』だけは、私の方にしか来なかったのである。
近所にラーメン屋さんもあり、季節毎に子猫が産まれたのであるが、しばらくすると姿が見えなくなっていたのである。
よ:「猫にペットボトルって、有効?」
ニ:「中の水がキラキラするのが、猫は嫌がるっていうけど、あれで火災がおこったりするし、あんまり見た目も良くないとは思う。っていうか、人も鏡の光当てられたら、嫌やろうて。」
よ:「抹茶はペットボトル大好きやけど・・・抱きかかえて、キックの練習してたけど。」
ニ:「あいつは猫じゃない!と自分で思てるやん。ま、俺らも猫よりの人やし。」
おかしな会話が、繰り広げられるのである。
抹茶の好みは、
『ボン!キュッ!ボン!』である。
最近の『ファンタ』のペットボトルは、最高!!なのである。