2年前、宇っちゃんの訃報を聞いた時は動揺した。
にゃーちゃんと同い年で、その頃にゃーちゃんも少食になっていたから、本当の「覚悟」を突き付けられた気がした。
少しして、本当ににゃーちゃんが宇っちゃんのところに行った。
にゃーちゃんの最期は誰も看取ってない。
にゃーちゃんが見るなと言ったので、一人で猫部屋に敷きっぱなしのバアバの布団の上で逝った。
悲しいとか淋しいとか思ったけど、どこか納得している自分がいた。
大和くん家でゆっくり暮らしている仁ちゃんに、にゃーちゃんを重ねて見るようになったのはいつからだったろう………。
いつも白鳥の北帰行を見ると、誰かの訃報を聞いたので、今年は見ないようにしていたのに…。
翌日目が腫れるくらい泣いてるのは、てん☆ちゃんの時以来。
明日、誰かに聞かれたらこう言うよ、「お友達が亡くなりました」って。
てん☆ちゃんの時もそう言ったから。
仁ちゃん、まだママさんの近くにいるだろうけど、そのうちうちにも来てね。
ぽんさんは来てくれたよ。
あと、向こうでにゃーちゃんに会ったら、たまにバアバの愚痴聞きに来てって伝えてください。