にゃーちゃん2才から6才くらいの頃、それはもうやんちゃ盛り。
毎晩のバアバの2キロ近いウォーキングに付き合う他、昼間も小分けにお散歩、合計するとかなりの距離を歩いていた。
力も強かったから、こっちもぐいぐい引っ張られて歩いた。
必然、首輪やリードがすぐ傷んだ。
早い時は1ヶ月もたずに交換した。
家から500メートルくらいの所に川がある。
そこも楽しいお散歩の寄り道コースだった。
中途半端に護岸工事がされてて、土手から川辺に降りたはいいが、うろうろして護岸ブロックのとこから上がりたくなると大変だった(--;)
ある時、あと2メートル行けばブロックの切れ目、というところで上がると言い出した。
護岸ブロックは高さ2メートルくらい。普通には当然上がれないので、大体は抱っこして土手まで移動して上がるか、にゃーちゃんだけ投げ上げておいて、ブロックの傷んだとこに手足をかけて私も上がるかだった。
が、その日は絶対そこから上がるから抱っこはヤダと言い張る。
そんな時に限ってブロックは工事したての新しいもののところで、手足の引っ掛かかる隙もない。
うじうじ考えてる私に業を煮やしたにゃーちゃんは、サッとブロックをかけ上がり、早く来い!と言う。リードの長さは2メートル。
…動けねえ(^-^;
動けないのでますますイライラし始めたにゃーちゃんを見て、私は一か八かで思い付きを実行に移した。
グイッとリードを引くと、にゃーちゃんが踏ん張った。
よっしゃ、今だ。
私は勢いつけて、リードを命綱に登った。
さらに頑張るにゃーちゃん。
なんと、上がれた。
にゃーちゃんが私の体重に耐えきれず、落ちたらそのまま抱き止めてブロックの切れたとこまで行こうと思ってたのに…。
にゃーちゃんは、当時43キロの私がぶら下がっても支えられた!
猫は箸も運ばないとか言うけど、んなことはない。
でも、これだから首輪がすぐ傷むんだな…と思った(^-^;
あ、にゃーちゃんを杭代わりにしたのはこの一回きりです。
この後は、いざとなったらまた…と思ってはいましたが、二度とこんな事態にはなりませんでした。
やっぱ重かったか………(--;)
写真はその土手から取って来た水仙。
前は猫柳も自生してたけど、護岸工事で姿を消した。