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モモタロウちゃんのMY ROOM
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メーテル・リンクの「青い鳥」。チルチルとミチルが捜し求める幸せの青い鳥。幸せはありふれた日常の小さな夢や希望の中にある、そんなお話だった。一緒に暮らす猫たちは、喜びや悲しみを共有する。まさにしあわせの「青い猫」だと思う。猫たちに感謝をこめて、しあわせを運んでくる「Blue Catを探す」小さな旅に出かけたい。 ![]()
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登録カテゴリ:日常の出来事 | 投稿日時:2007年06月06日 16時15分 |
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△「ちゃちゃ」
△特等席で「一枚の絵のように」
なまえ ちゃちゃ
性別 女の子
年齢 20歳
特技 捕り物
御茶ノ水。神田川にかかる聖橋を渡ると、湯島聖堂の森の向こうに神田明神がある。毎年5月15日の例大祭が有名だが、もうひとつは、時代小説の主人公・銭形平次が、この明神下の長屋に住んでいたとされることでも知られている。
さて、今回、ご対面したのは、そんな明神下は魚料理のお店に住む、三毛のちゃちゃ。
打ち水が涼しい店先の縁台が、お昼どきの彼女のお休み処だ。
ちゃちゃが、こちらにやってきて、もう20年になる。足立区生まれ、3匹兄弟で、いちばん白毛が目立つ子だった。
ちゃちゃは、最近でこそ、白内障にかかり、家にいるけれど、若い時分はやんちゃで辺り一帯をくまなく飛び回っていた。急な石階段の男坂まで出かけ、すずめ、セミなどの捕り物で成らしたものだ。また、芸者さんに声をかけられ、ついつい後を追って遠出、家族を大いに心配させたこともある。
周辺はいわゆる文教地区として、起伏にとんだ地形と風情が残ることから、写真撮影や
スケッチの格好の場所として、訪れる人も多い、つい最近も、アマチュアカメラマン20〜30人に囲まれ、モデルになった。おかげでフォトファイルもずいぶんたまった。撮影だからといって、とくに身構えることもない。悠然としたものだ。
夕方、お店が始まる。店内正面の棚上、赤いお座部の特等席に、ちゃちゃの白い細身が映える。ご主人が教えてくれた。ちゃちゃの好物は「鯖焼き、春先は、鯛(たい)。いま時 分は、鰹(かつお)のさしみ、夏になれば、鱧(はも)。河豚(ふぐ)のはしきれも好きだな」
「この子のおかげで、ほんとうに千客万来なんです、ね」と、女将さんが目を細める。
ちゃちゃが色っぽく座りなおした。平次の恋女房・お静のように・・・・・。
△お昼ごはんにお付き合い
△「きょうのお天気は、どうかしら・・・」
△昼下がり、ゆったりと時が過ぎる
*ちゃちゃの写真撮影は、「勝手に写真講座」でおなじみの、気まぐれ放浪写真家です。
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